アメリカ(オレゴン)での運転免許取得方法と注意点

2018年11月5日

こんにちは。オレゴン駐在員のオレオです。

今日はアメリカに赴任すると必要になる普通運転免許証に関して書こうと思います。

オレゴン州 運転免許の取得猶予期間

赴任者の多くは国際免許を日本で取得し、それで暫く車を運転する事になると思いますが、オレゴンDMV(Department of Motor Vehicles/日本の教習所にあたるところ )によると「オレゴンに引っ越してきた人は、住居が決まった日から30日以内に免許取得申請を行わなければならない」と書いてあります。この猶予期間は州によって違うようですが要するに赴任してきてソーシャルセキュリティー番号取って家の契約を済ませたら、その日から30日以内にDMVに行かなければならない、という事です。結構バタバタしますね。

でもアメリカは日本のように路上教習は存在せず、最短で2日(筆記試験 1日、路上試験 1日)で全て完了するので、心配事は手続き関連と言葉の問題だけだと思います。但し日本でペーパードライバーだった人、初めての国で運転が心配な人は別途民間のドライビングスクールを検討した方が良いかもしれません。スクールと言っても箱庭タイプの教習所ではなく、トレーナーが車に乗って待ち合わせ場所までやってきて一般公道を使用して教習を行うようです。

運転免許取得の流れ(ザックリ版)

  1. 免許取得に必要となる書類を集める
  2. 筆記試験の勉強 (基本英語)
  3. 実技試験用の車の準備
  4. 心と体の準備が整ったらDMVにダイナミック入店 (オレゴンの場合アポとかいらないから)
  5. 申請等済ませその日のうちに視力検査と筆記試験突破 (言葉の問題で何回も落ちる人もいる)
  6. 路上試験のアポを取る
  7. 路上試験突破
  8. 免許ゲット!

こんな感じです。面倒なのはやはり2のお勉強と驚愕の「3. 実技試験用の車の準備」なんじゃないでしょうか?アメリカDMVには教習車が存在しません。よって路上試験を受ける人は自分で試験用の車を準備しなければならないのです。「へ?免許取る前に車買うって矛盾してない?!」って思うかもしれませんが、日本とはシステム全体が違うので矛盾も生じないのです。詳しくはこの後説明します。

参考にDMV運転免許説明サイト貼っときます。

ここから各手順の詳細説明に移ります。

必要書類の準備

必要書類は以下になります。

  1. パスポート
  2. 滞在ビザ
  3. I-94(ここでゲットしてプリントアウト)
  4. アパートの賃貸契約書
  5. 運転免許証交付申請書 (ここでゲットしてプリントアウト)
  6. マネー (計$14 = $5 筆記試験費 + $9 路上試験費)

1, 2は問題無いとして、3のI-94は最新版が必要になるのでリンク先に必要事項を記入してプリントアウトして持参して下さい。DMVはサービスの質が悪い公的機関として名を馳せており、オレオ自身を含め周りの赴任者が多くのトラブルに巻き込まれていますが、その多くはこのI-94の情報によるものでした。よって必ず最新版をネットからプリントアウトして持参して下さい。悪い事は言いません。

筆記試験の勉強

教則本をここに授けよう(当然英語) by Google先生

模擬試験サイトサイト2探してやったぞ(当然英語しかも一部サイト登録必要) by Google先生

実技試験用の車の準備

赴任者当人は会社から社用車を与えられる事が殆どだと思うので、実技試験用の車に関して心配はいらないと思いますが、問題は家族で赴任してきた場合です。家族の中に免許を取る、若しくは取る予定がある人が居る場合、その人の実技試験用車はどうするの?という疑問が生まれると思います。

オレオも同じような問題に直面しましたが、結論としては社用車とは別にもう一台自家用車を買う。しかも実技試験前に買う。これしかありません。日本の感覚だと車二台所持なんて、、って思うかもしれませんがオレオは二台目買って大正解でした。理由は話が逸れるので別途にしますがとにかく二台目を買って実技試験用にもこれを使用して下さい。

事情によりどうしても二台目は持ちたくない、という事であれば社用車を使って家族の路上試験を受ける事も出来ますが、路上試験前に自動車保険のチェックが入るので、事前にその被験者を被保険運転手として追加する必要があります。入ってなければ試験は出来ないとDMV公式サイトには記されています。

最寄りのDMVにダイナミック入店

オレゴンDMVごときにアポなんていりません。ガチーンとダイナミック入店して下さい。もちろん準備した書類は忘れずに。入店後は大人しく番号札を発券機から取って順番が来るまでお座りでお願いします。順番が来たら視力検査ー>筆記試験へと続きます。

筆記試験

筆記、とあるが実際には自動化が進んでおりタッチパネルで質問に選択回答していく形式。↓の写真が試験会場。試験会場と言っても教室みたいに壁で仕切られているわけでもなく、DMV事務所の端っこのスペースを区切って試験場にしてる感じです。電話は何故あるのか謎ですね。答えが分からない時に一回だけ使えるミリオネアのライフライン的な何かか?? んなわけないかw

ここで試験に関するポイントと注意点を:

  • 英語がデフォルトですが、オレゴンの場合、問題、回答共に日本語選択も可能。問題の途中で言語切替も可能。
    • 日本語は翻訳が酷く逆に混乱を招く質問があった。こういう場合英語<->日本語で切替て質問を吟味し英語で正しいと思った答えを選択するべき
  • 時間は無制限
  • 直ぐに分からない問題はスキップして後で戻って再度回答も可能
  • 全35問中28問正解で合格。言い換えると8問間違うとその時点で不合格
  • カンニングが発覚した場合テストは即時中止。更にその後90日間は再試験が受けられない
  • 1~3回目の不合格は一日置けば再試験可能、4回目以降の不合格は28日後から再試験可能
  • なんと!通訳者を試験に帯同する事が可能である事が判明 (この記事用に下調べしてる時に見つかった)
    • 恐らく上の写真の受話器は通訳者との通話用と思われます。どうせ他の人には分からないんだから通訳者に回答聞いてもバレない気がw

因みにオレオは一発合格しましたが(えっへん)、落ちる人は2~3回落ちます。オレオ自身のその当時の英語力はTOEICとかで500点ぐらいだったと思います。そんなに勉強した記憶は無いのですが、「試験時間無制限」という点を利用して、とにかく問題をよく読み五感をフル活用して、渾身のタッチでパネルに回答した結果です。何となく正解のチェックボックスが見えてきたんですよあの時は。参考にして下さい(無理)。

あ、思い出した。他の赴任者から問題の日本語翻訳版を事前に貰っててそれで勉強したんだった。皆さんも仲間を頼るかそれが無理ならネットでテスト問題とか転がってそうなので探してみるのも手ですね。(あくまで非正攻法を推奨w)

あと試験に出る事もあると思いますが、日本と全く違う点として気を付けたいのが:

  1. 右側通行である (知ってるよね)
  2. 右折は赤信号でも車が来ていなければ出来る (別途赤右折禁止だよ!って標識がある場合は不可)
  3. スクールバスが子供を乗り降りさせている時は追い越し不可、二車線でも追い越し不可、あと対向車も(分離帯が無い場合)停止する必要がある

3は特に異様な気がするけど、要するに分離帯が無いような普通の道ではスクールバスが停車したらその前後全ての車は停車し、再びバスが発車するまでその場で待機する必要があるって事です。子供を大切にするアメリカらしい発想ですね。ちょっと言葉での説明に自信が無いので教則本にあった絵を貼っておきます。

合否は試験用のタッチパネルに試験終わった瞬間に表示されます。合格したなら奇声を発しながら派手なガッツポを決めて下さい。多分皆から祝福の言葉が送られると思います(いやホントに)。こっちはそういう文化です。

路上試験のアポを取る

無事試験が合格した事が前提ですが、路上試験のアポを取る必要があります。これは何故か電話でしか受け付けておらず後日電話をした記憶があります。今DMVに居て路上試験も同じDMVでやるんだから、その場でアポ取らせてくれればいいのに電話させるなんて、、この辺がサービス不評の一因ですね。

路上試験

予約当日に再び同じDMVに行き、アポ取っている事を係員に告げると路上試験が始まります。上でもお伝えした通り教習車は無いので自分で用意した車に試験官と二人で乗りますが出発する前に、車の各種機器類(ウィンカー、ブレーキランプ等)及び自動車保険のチェックが行われ、問題無ければいよいよ出発。教官がルートを指示するのでそれに従って運転するだけで、試験自体は10~20分ほどで終了します。基本的にはDMV近辺の道路のみの走行であり、高速道路に乗るような事はありません。試験では基本的に以下の点を採点されます:

  • 運転技術
  • 交通ルールを守っているか?
  • 道路標識を認識できているか?
  • 信号を守っているか
  • 左折/右折
  • バック
  • 駐車
  • 車線変更
  • 速度調整
  • ウィンカー

駐車は日本のように縦列駐車とか、バック駐車とかはやりません。頭から駐車スペースに突っ込む程度の簡単なものです。オレオは試験終了後に試験官から、速度が遅すぎる点、一旦停止不要の場所で停止した点に対して注意を受けましたが、一応合格しました。

免許ゲット!

無事合格出来たら試験終了後にDMV事務所にて写真撮影を行い、↓のような仮免許書を貰うので、正式版が到着するまで常に携帯して下さい。ID card代わりにもなるので重要です。正式版は2~3週間で郵送にて提示した住所に送られます。

まとめ

赴任直後に誰もが通過しなければならない事なので儀式だと思って諦めて頑張って下さい。やはり一番の難関は英語の部分だと思います。筆記試験関連や係員、試験官とのやり取り一つにしても聴き取れなかったり誤解したりする事が多々あると思います。ポイントを纏めると:

  1. 教則本はなるだけ読んで理解する
  2. 筆記試験は日本語<->英語を切り替えて内容をよく理解し回答する (日本語と英語で意味が違っていたら英語を正として回答)
  3. (1,2とは裏腹に) チートもありかも?
  4. 路上試験用の車は自分で用意する
  5. 路上試験は教官の指示に従い落ち着いて運転さえすれば落ちる事は少ない

それでは頑張って下さい。ではまた。